うつ症状と闘っていると、現在の戦況はいったいどうなっているのだろう?良くなっているのか、悪くなっているのかよくわからないなんてことありませんか? 私は自分自身の体調をメタ認知するために一覧表を作っています。この一覧表には薬の種類・増減、睡眠時間、うつ症状が出た時間の長さ、印象に残っている主な出来事、デイケアの出席状況、パニックの回数、運動の量等を時系列に記載しています。
これによって、一ヵ月前や一年前の自分と、現在の自分を数値化して客観的なデータとして比較できます。印象に残っている出来事を残すことによって、その時の気分も思い出せるようにしてあります。これによって自分が良くなっているのか悪くなっているのかの基準を自分の中に作ることに成功しています。
私にとって、服薬とは実験であり、服薬した結果私の体調がどうなったかという実験結果を確実に残しておくことはこの先の服薬を決める上でとても有効に働くものと考えています。私の体調のアウトプットを残しておくという事は非常に重要な事だと思います。というのは、人間は忘れていく生き物なので、記録なしには客観的な振り返りは非常に難しいと感じているからです。
これを日々つけていくのは大変なので、薬はお薬手帳を活用し、睡眠時間/うつ症状の時間/運動量はビジネス用時間計測アプリやカロリー計算アプリを使用し、主な出来事も一緒にスマホで書き溜めています。主治医受診前に毎回整理して、現状の自分をなるべく短時間で客観的に主治医に伝えられるようにしています。
年表を見ると、大まかに比べて、2年前より私は薬の量は減り、気分は改善傾向にあることが分かります。デイケアの回数は11月に過去最高をマークし、睡眠時間は安定し、週末は過眠傾向があり、うつ症状が出ている時間は減少しており、定期的な運動が出来ていて、日中の眠気がかなり強くでるものの、少しずつ再就職に向けての準備が整ってきています。
まだ寛解が出て就職活動ができるまでには時間がかかりそうですが、確実に前進しているのが目に見えるので、とても役に立っています。戦況が見える化できるという事はそれなりに対応策を練り易くなるのでとてもおススメですよ。今日は体調表の活用法についての思考でした。