身近にあるいろいろな局面で、選択肢が増えるという事は、単純にそれだけで人生が詰まなくなるんですね。どんなストレス局面であろうと、うつに襲われている局面であろうと、それに対してできる手段が沢山ある限り、状況は改善の余地があります。
認知行動療法はある意味、この選択肢をどんどん増やしていくという意味で、非常に効果的であると私は思います。あぁ、もうどうしようもない。私は死ぬしかない、、、みたいなことになるのが一番マズイので、そうならないために色々な思考訓練ができるというわけです。
出来ることがゼロという状態から、あれも、これもできるなぁ、うーんどれにしよう、これやってみるか、いやダメだったから、こっち、それでもだめだから、これもやってみるか、、、とやっているうちに上向きに状況は改善しますので。
そして、選択肢が沢山あると安心します。何か大変な状況でも、それに対する対抗手段が沢山用意されてれいれば、とても安心なのです。例えば、将棋で言えば常に持ち駒が沢山あるとか、逃げ道が沢山あるみたいな状況であれば、そんなに追い詰められた気分にならないものです。
是非、選択肢はどんどん増やしていきましょう。