図書館、カフェ、バーを通して、少し外出ということに対しての抵抗力をつけた私は、次は勉強により集中できる環境、そして、コストパフォーマンスということを考え始めます。
カフェは例えば2時間ごとに一回程度注文しないとなんだか申し訳ない気分になるので、例えば4時間勉強するといった時に、かなりコストパフォーマンスが悪いということになります。
そこでいろいろリサーチをするうちに見つけたのがレンタルオフィスです。主に起業をされる方が中心に使われるようなのですが、私は勉強と、会話をすることが目的でした。
そして、試験前の予備校通いも想定して、朝から通うという事を義務づけようと、無理に朝から起きるという事も始めました。
レンタルオフィス初日、私は朝から無理やり7時30分に起き、酷い体調で行ったことのないレンタルオフィスへ向かいました。
その日は朝食を食べた後に、歯磨きをする気力がなく家を出てしまい、あまり人とは会話をしたくなかったため、レンタルオフィスの受付での会話はしどろもどろでした。
共有スペースのようなところでラップトップと教材を広げ、席に座りましたが、眠気に襲われ、眠気を我慢するだけで何もできないという苦痛の一日でした。その日は朝から夕方までオフィスにいましたが、全く人と会話もせず、ただ睡魔と闘ってアパートに帰ってくるだけでした。
しかし、通常の社会人と同じスケジュールで外にいるという試みはこの数ヶ月で初めてで、それが非常に難しいという事に危機感を覚えました。
しかし、同時に少なくとも、これを続けて、社会に戻るペースを確立するのだという、自分の想いは強くなっていき、次の日も、私はレンタルオフィスへと通い始めました。
メンタルクライシス