図書館は針のむしろ

まず私が目を付けたのは図書館でした。アパートから少し遠いですが、駅前を通って、少し離れたところには図書館があります。そこに通おうと思い、朝から起きる努力をするようになりました。

もちろん、最初は全く起きれませんでしたので、昼から準備をして図書館に向かうということになります。ここで良かったのはウォーキング/ランニングを3ヶ月程度繰り返していたので、歩くのがそんなに苦ではなくなりつつありました。

参考書を詰めていざ図書館の座席へ。図書館で参考書を広げたのは良いですが、ただそこに座るというだけでも、かなりのエネルギーを使ってしまい、全く勉強どころではありません。

図書館の、人がたくさんいる空間に、一人座るという事だけでとても気を使ってしまい、勉強して何かを憶えるなどということは全くできないということが分かりました。

人がいる空間に自分がいるという事だけで緊張感がいっぱいで、そこに背筋を伸ばして座るという事だけで疲れてしまっています。針の筵の上に座らされているような気分で、参考書を広げて眺めているのが精いっぱいでした。

一時間もしないうちに疲れてしまい、アパートへ帰るということになります。こんな状態でどうやって働けるような状態に戻れるか全く見えない日々でした。

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